○小豆島町建設工事執行規則

平成18年3月21日

規則第35号

(趣旨)

第1条 町費支弁の建設工事(建設業法(昭和24年法律第100号)第2条に規定するものをいう。以下「工事」という。)の執行については、法令その他別に定めるもののほか、この規則の定めるところによる。

(工事の執行方法)

第2条 工事の執行方法は、直営又は請負とする。

2 直営工事の執行について必要な事項は、別に定める。

(請負契約の締結)

第3条 工事の請負契約は、一般競争入札、指名競争入札又は随意契約の方法により締結するものとする。

2 前項の指名競争入札又は随意契約は、次条又は第5条第1項に規定する場合に限りこれによるものとする。

(指名競争入札によることができる場合)

第4条 指名競争入札によることができる場合は、次に掲げる場合とする。

(1) その性質又は目的が一般競争入札に適しない契約をするとき。

(2) その性質又は目的により競争に加わるべき者の数が一般競争入札に付する必要がないと認められる程度に少数である契約をするとき。

(3) 一般競争入札に付することが不利と認められるとき。

(随意契約によることができる場合)

第5条 随意契約によることができる場合は、次に掲げる場合とする。

(1) 予定価格が130万円を超えない契約をするとき。

(2) その性質又は目的が一般競争入札又は指名競争入札(以下「競争入札」という。)に適しない契約をするとき。

(3) 緊急の必要により競争入札に付することができないとき。

(4) 競争入札に付することが不利と認められるとき。

(5) 時価に比して著しく有利な価格で契約を締結することができる見込みのあるとき。

(6) 競争入札に付して入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がないとき。

(7) 落札者が契約を締結しないとき。

2 前項第6号の規定により随意契約による場合は、契約保証金及び履行期限を除くほか、最初競争入札に付するときに定めた予定価格その他の条件を変更することができない。

3 第1項第7号の規定により随意契約による場合は、落札金額の制限内でこれを行うものとし、かつ履行期限を除くほか、最初競争入札に付するときに定めた条件を変更することができない。

4 前2項の場合においては、予定価格又は落札金額を分割して計算することができるときに限り、当該価格又は金額の制限内で数人に分割して契約を締結することができる。

(一般競争入札の公告)

第6条 契約担当者(小豆島町契約規則(平成18年小豆島町規則第34号)第2条第3号の契約担当者をいう。以下同じ。)は、一般競争入札により契約を締結しようとするときは、入札の執行の日(電子入札システム(町が行う入札に関する事務を町の使用に係る電子計算機(入出力装置を含む。以下同じ。)と入札に参加する者の使用に係る電子計算機とを電気通信回線で接続した電子情報処理組織によって処理する情報処理システムをいう。以下同じ。)による入札(以下「電子入札」という。)を行う場合は、入札期間の末日。以下同じ。)前10日までに次に掲げる事項を公告するものとする。ただし、急を要する場合においては、その期間を5日前までに短縮することができる。

(1) 入札に参加する者に必要な資格

(2) 入札に付する工事名及び工事の場所

(3) 設計書、仕様書、図面その他契約条項を示す日時及び場所

(4) 電子入札を行う場合にあっては、その旨

(5) 入札を行う日時及び場所(電子入札を行う場合にあっては、入札期間並びに開札の日時及び場所)

(6) 入札保証金及び契約保証金に関する事項

(7) 前各号に掲げるもののほか、入札に必要な事項

2 予定価格が5,000万円以上の建設工事に係る一般競争入札の公告の時期は、前項の規定にかかわらず、建設業法施行令(昭和31年政令第273号)第6条第1項に規定する見積期間を満たすものとしなければならない。

3 契約担当者は、第1項の公告において、入札に参加する者に必要な資格のない者のした入札及び入札に関する条件に違反した入札は、無効とする旨を明らかにしておくものとする。

(競争入札の参加者の資格)

第7条 町長は、競争入札に参加しようとする者が次の各号のいずれかに該当すると認められるときは、その者について3年以内の期間を定めて競争入札に参加させないことができる。その者を代理人、支配人その他の使用人又は代理人として使用する者についても、また同様とする。

(1) 契約の履行に当たり、故意に工事若しくは製造を粗雑にし、又は物件の品質若しくは数量に関して不正の行為をしたとき。

(2) 競争入札において、その公正な執行を妨げたとき又は公正な価格の成立を害し若しくは不正の利益を得るために連合したとき。

(3) 落札者が契約を締結すること又は契約者が契約を履行することを妨げたとき。

(4) 工事の監督又は検査の実施に当たり職員の職務の執行を妨げたとき。

(5) 正当な理由がなくて契約を履行しなかったとき。

(6) この条(この号を除く。)の規定により競争入札に参加できないこととされている者を契約の締結又は契約の履行に当たり代理人、支配人その他の使用人として使用したとき。

第8条 町長は、必要があると認めるときは、一般競争入札に参加する者に必要な資格として、あらかじめ契約の種類及び金額に応じ、工事の実績、従業員の数、資本の額その他の経営の規模及び状況を要件とする資格を定めるものとする。

2 町長は、指名競争入札に参加する者に必要な資格として、あらかじめ契約の種類及び金額に応じ、前項に規定する事項を要件とする資格を定めるものとする。

3 前2項の規定により一般競争入札又は指名競争入札に参加する者に必要な資格を定めたときは、これを公示するものとする。

(入札参加資格審査申請書等)

第9条 指名競争入札に加わろうとする者は、あらかじめ入札参加資格審査申請書に工事の実績、従業員の数、資本の額その他経営の規模及び状況を明らかにした書類その他町長が必要と認める書類を添えて、町長に提出しなければならない。

2 町長は、前項の申請書を受理したときは、これを審査の上その記載内容に基づき、入札指名人名簿に登載するものとする。

3 前項の入札指名人名簿は、次期の入札指名人名簿が作成されるまで有効とする。

(指名競争入札の参加者の指名等)

第10条 契約担当者は、指名競争入札により契約を締結しようとするときは、契約の種類、目的及び金額に応じ、別に定める指名業者選定基準により入札指名人名簿に登載した者のうちから適当と認める者をなるべく5人以上指名するものとする。

2 前項の場合においては、第6条に規定する事項(同条第1項第1号に規定する事項を除く。)を指名競争入札執行通知書又は電子入札システムにより通知するものとする。

3 町長は、前条第2項の規定により入札指名人名簿に登載した者が別に定める要件に該当すると認めるときは、その者を、別に定めるところにより、一定の期間指名の対象外とすることができる。

(予定価格及び最低制限価格)

第11条 契約担当者は、競争入札により契約を締結しようとするときは、仕様書、設計書等によりその予定価格を入札の都度定めるものとする。

2 契約担当者は、契約の内容に適合した履行を確保するため特に必要があると認めるときは、あらかじめ最低制限価格を設けることができる。

3 前2項の規定により定められた予定価格又は最低制限価格を記載し、又は記録した書面は、その内容が認知できない方法により、開札の際に開札の場所に置くものとする。

4 前項の規定にかかわらず、電子入札を行う場合にあっては、予定価格又は最低制限価格を電子入札システムに登録するものとする。

5 契約担当者は、特に必要があると認めるときは、第1項の規定により定められた予定価格を入札前に公表することができる。この場合において、当該入札に係る予定価格を記載し、又は記録した書面については、前項の規定は適用しない。

(予定価格等の秘密)

第12条 契約担当者は、前条の規定による予定価格及び最低制限価格の決定に当たっては、厳正に処理し、直接契約に関係する職員以外の者をこれに関与させないものとする。

(入札保証金の納付)

第13条 契約担当者は、入札に参加しようとする者に対して、入札前に入札保証金を入札(契約)保証金納付書(様式第1号)により納付させるものとする。

2 入札保証金の額は、契約しようとする金額の100分の5以上の額でなければならない。

3 入札保証金には、利子を付さないものとする。

4 入札保証金の納付には、国債、地方債その他契約担当者が確実と認める担保の提供をもって代えることができる。

(入札保証金の減免)

第14条 契約担当者は、次の各号のいずれかに該当する場合において必要があると認めるときは、前条の規定にかかわらず、入札保証金を減免することができる。

(1) 競争入札に参加しようとする者が保険会社との間に町を被保険者とする入札保証保険契約を締結したとき。

(2) 第8条に規定する資格を有する者による競争入札に付する場合において、落札者が契約を締結しないこととなるおそれがないと認められるとき。

(入札の方法)

第15条 契約担当者は、指定日時及び指定場所に入札者を出席させ、入札保証金に係る領収書の提示を求めた上、入札書(様式第2号)を用い、次に掲げるところにより入札させるものとする。ただし、特に指定した場合においては、書留郵便により入札書を送付して行うことができる。

(1) 入札は1人1通とし、入札者を他の入札者の代理人とさせないこと。

(2) 代理人が入札する場合は、入札前に委任状を提出させること。

(3) 入札書は、インク又は墨で記入させ、必要事項を記載すること。

(4) 入札書は、「何工事入札書」と表示した封筒に入れさせること。

(5) 既に提出した入札書の書換え、引換え又は撤回をさせないこと。

(6) 入札金額には、原則として1,000円未満の端数を認めないこと。

2 契約担当者は、入札に際し不正の行為があると認めたときは、その者の入札を拒絶することができる。

3 第1項の規定にかかわらず、電子入札に参加しようとする者は、当該電子入札に参加する者の使用に係る電子計算機から入札金額その他町長が別に定める事項を入力するとともに、電子入札システムを使用して当該入力事項についての情報を、所定の入札期間内に町に送付しなければならない。

4 前項の情報は、町の使用に係る電子計算機に備えられたファイルへの記録がされたときに、町に到達したものとみなす。

(入札の辞退)

第16条 入札者は、入札執行の完了に至るまでは、いつでも入札を辞退することができる。

2 入札者は、入札を辞退するときは、その旨を、次の各号のいずれかに掲げるところにより申し出るものとする。

(1) 入札執行前にあっては、入札辞退届(様式第3号)を契約担当者に持参し、又は郵送(入札日の前日までに到達するものに限る。)して行う。

(2) 入札執行中にあっては、入札辞退届又はその旨を明記した入札書を、入札を執行する者に提出して行う。

(3) 電子入札にあっては、電子入札システムにより入札辞退届を提出して行う。

3 入札を辞退した者は、これを理由として以後の指名等について不利益な取扱いを受けるものではない。

(開札及び再度入札)

第17条 開札は、入札の場所において入札の終了後直ちに入札者を立ち会わせて行わなければならない。この場合において、入札者が立ち会わないときは、当該入札事務に関係のない職員を立ち会わせるものとする。

2 前項の規定により開札の結果、落札者がないときは、直ちに、再度の入札をすることができる。

3 入札執行回数は、原則として2回を限度とする。

(無効入札)

第18条 競争入札に参加することのできる資格を有しない者のした入札及び次の各号のいずれかに該当する場合における当該入札は、無効とする。

(1) 契約担当者の定める入札条件に違反した場合

(2) 入札者又はその代理人が同一工事について2以上の入札をした場合

(3) 入札者が連合して入札したと認められる場合

(4) 入札に際して不正の行為があった場合

(5) 入札保証金の納付がない場合又は不足する場合

(6) 入札書の金額を訂正した場合

(7) 入札書に必要事項の記載がない場合又は誤字、脱字等があって必要事項を確認し難い場合

(8) 所定の日時までに入札書が到達しなかった場合

(入札又は開札の取消し又は延期)

第19条 契約担当者は、天災その他やむを得ない事由がある場合又は入札に関し不正行為がある等により競争入札の実効がないと認められ、若しくはそのおそれがあると認められる場合には、入札又は開札を取り消し、又は延期することができる。

2 前項の規定により入札又は開札の取消し又は延期をしたときは、直ちに入札者に通知するものとする。

3 第1項の規定による入札又は開札の取消し又は延期による損害は、入札者の負担とする。

(落札者の決定)

第20条 契約担当者は、入札者のうち予定価格の範囲内で最低価格の入札をした者を落札者とするものとする。

2 契約担当者は、最低制限価格を設けたときは、予定価格の範囲内で最低制限価格を下らない最低価格の入札をした者を落札者とするものとする。

3 契約担当者は、落札となるべき同価の入札をした者が2人以上あるときは、直ちに、当該入札者にくじを引かせて落札者を定めるものとする。

4 前項の場合において、当該入札者のうちくじを引かない者があるときはこれに代えて、当該入札事務に関係のない職員にくじを引かせるものとする。

5 契約担当者は、落札者が決定したときは、直ちに、その旨を書面又は口頭により落札者に通知するものとする。ただし、電子入札にあっては電子入札システムにより通知するものとする。

(最低価格の入札者以外の者を落札者とすることができる場合)

第21条 契約担当者は、前条第1項及び第2項の規定にかかわらず、最低価格をもって入札した者であっても、次の各号のいずれかに該当する事由のあるときは、その者を落札者とせず、その他の者のうち予定価格の範囲内で最低の価格をもって入札した者を落札者とすることができる。

(1) その者の当該申込みに係る価格によってはその者により当該契約の内容に適合した履行がされないおそれがあるとき。

(2) その者と契約を締結することが公正な取引の秩序を乱すことになるおそれがあって著しく不適当であると認めるとき。

第21条の2 契約担当者は、競争入札により契約を締結しようとする場合において、当該契約がその性質又は目的から前2条の規定により難いものであるときは、これらの規定にかかわらず、予定価格の制限の範囲内の価格をもって入札した者のうち、価格その他の条件が町にとって最も有利なものをもって入札した者を落札者とすることができる。

2 契約担当者は、前項の場合において、価格その他の条件が町にとって最も有利なものをもって入札した者であっても、前条各号のいずれかに該当する事由のあるときは、その者を落札者とせず、その他の者のうち予定価格の範囲内で価格その他の条件が町にとって最も有利なものをもって入札した者を落札者とすることができる。

(落札者決定基準)

第21条の3 契約担当者は、前条の規定により落札者を決定する競争入札(以下「総合評価競争入札」という。)を行おうとするときは、あらかじめ、当該総合評価競争入札に係る申込みのうち価格その他の条件が町にとって最も有利なものを決定するための基準(以下「落札者決定基準」という。)を定めるものとする。

(学識経験者の意見の聴取)

第21条の4 契約担当者は、落札者決定基準を定めようとするときは、あらかじめ、学識経験を有する者(以下「学識経験者」という。)2人以上の意見を聴かなければならない。

2 契約担当者は、前項の規定による意見の聴取において、併せて、当該落札者決定基準に基づいて落札者を決定しようとするときに改めて意見を聴く必要があるかどうかについて意見を聴くものとし、改めて意見を聴く必要があるとの意見が述べられた場合には、当該落札者を決定しようとするときに、あらかじめ、学識経験者の意見を聴かなければならない。

(入札保証金の還付)

第22条 入札保証金(その納付に代えて提供された担保を含む。次条において同じ。)は、落札者にあっては契約締結後に、落札者以外の者にあっては入札終了後に還付する。

2 落札者の入札保証金は、契約締結後に還付し、又は契約保証金に充当することができる。

(入札保証金の帰属)

第23条 落札者が契約を締結しないときは、その者の納付に係る入札保証金は町に帰属する。

(随意契約)

第24条 契約担当者は、随意契約により契約を締結しようとするときは、仕様書、設計書により、その予定価格を定めるものとする。この場合においては、第12条の規定を準用する。

2 契約担当者は、随意契約により契約を締結しようとするときは、契約の内容その他見積りに必要な事項を示し、なるべく3人以上の者から見積書(様式第4号)を提出させるものとする。

3 前項の規定により見積書を提出させた場合において、その見積価格がいずれも予定価格を超えるとき、又は見積書を提出させることが困難若しくは不適当と認められるときは、予定価格を示してその範囲内で契約を締結することができる。

4 契約担当者は、前3項の規定により契約の相手方を決定したときは、その旨を書面又は口頭により当該相手方に通知するものとする。

5 災害時その他緊急を要する場合において、第5条第1項第3号の規定に基づき随意契約により契約を締結しようとするときの予定価格の設定、見積書の提出等については、前各項の規定にかかわらず、別に定める。

(契約保証金の納付)

第25条 契約担当者は、契約の相手方に対して契約を締結する前に契約保証金を納付させるものとする。

2 契約保証金の額は、契約金額の100分の10以上の額でなければならない。

3 契約担当者は、契約金額の増減があった場合は、その増減の割合に従って契約保証金を増減することができる。

4 契約保証金には利子を付さないものとする。

5 契約保証金の納付は、国債、地方債その他契約担当者が確実と認める担保の提供をもって代えることができる。

(契約保証金の減免)

第26条 契約担当者は、次に掲げる場合において必要があると認めるときは、前条の規定にかかわらず、契約保証金を減免することができる。

(1) 契約の相手方が保険会社との間に町を被保険者とする履行保証保険契約を締結したとき。

(2) 契約の相手方から委託を受けた保険会社と工事履行保証契約を締結したとき。

(3) 第8条に規定する資格を有する者による競争入札に付した場合において、契約の相手方が契約を履行しないこととなるおそれがないと認められるとき。

(4) 指名競争入札又は随意契約により契約を締結する場合において、契約金額が500万円未満であり、かつ、契約の相手方が契約を履行しないこととなるおそれがないとき。

(契約保証金の還付)

第27条 契約保証金(その納付に代えて提供された担保を含む。次条において同じ。)は、工事の検査終了後に還付する。

(契約保証金の帰属)

第28条 契約の相手方がその契約上の義務を履行しないときは、その者の納付に係る契約保証金は、町に帰属する。ただし、損害の賠償又は違約金について契約で別段の定めをしたときは、その定めたところによるものとする。

(工事請負契約約款による契約の締結)

第29条 契約担当者及び契約の相手方は、工事請負契約約款により契約を締結するものとする。ただし、特に必要があると認められるときは、これによらないことができる。

2 前項の工事請負契約約款は、町長が告示で定める。

(契約書の作成)

第30条 契約担当者及び契約の相手方は、第20条第5項又は第24条第4項の規定による通知をした日から10日以内に、契約書を作成しなければならない。ただし、契約書を郵便又は民間事業者による信書の送達に関する法律(平成14年法律第99号)第2条第6項に規定する一般信書便事業者若しくは同条第9項に規定する特定信書便事業者による同条第2項に規定する信書便により送付する場合その他やむを得ない理由がある場合は、この期間を延長することができる。

2 前項に規定する期間内に契約の相手方の責めに帰すべき事由により契約書を作成しないときは、契約の相手方の決定は、その効力を失うものとする。

(工事請負契約書)

第31条 前条第1項の規定による契約書は、工事請負契約書(様式第5号)によるものとする。ただし、特に必要があると認められるときはこれによらないことができる。

(工事監督員)

第32条 契約担当者は、工事の施行について監督を行わせるため職員のうちから工事監督員を置くものとする。ただし、契約担当者においてその必要がないと認めたときは、この限りでない。

2 契約担当者は、前項本文の規定による工事監督員を置いたときは、契約の相手方に対してその旨を通知するものとする。

(工事検査員)

第33条 町長は、工事に係る契約の履行の確認を行わせるため、職員のうちから工事検査員を置くものとする。

(監督、検査の委託)

第34条 契約担当者は、特に専門的な知識又は技能を必要とすることその他の理由により、町の職員によって、監督又は検査を行うことが困難であり、又は適当でないと認められるときは、町の職員以外の者に委託して当該監督又は検査を行わせることができる。

2 第32条第2項の規定は、前項の場合について準用する。

(監督の職務と検査の職務の兼職禁止)

第35条 町長から検査を命ぜられ、又は委託された者の職務は、特別の事情がある場合を除き、契約担当者から監督を命ぜられ、又は委託された者の職務と兼ねることができない。

(工事請負代金額の変更)

第36条 契約担当者は、工事内容の変更等の理由により請負代金額を変更する必要を認めたときは、次の算式により得た金額の範囲内で契約の相手方と協議し、変更請負代金額を決定するものとする。

(算式) {変更設計に係る工事価格×請負比率(元請負工事価格/元工事価格)}×A

A:消費税及び地方消費税の税率+100/100

(契約の相手方との協議)

第37条 請負契約の条項により、契約担当者と契約の相手方と協議する事項について協議が整った場合で当事者において必要と認めたときは、工事請負協定書を作成し、当事者が記名押印して、各自1通を保有するものとする。

(請負契約の変更)

第38条 契約担当者は、工期、請負代金額等当初の契約を変更する必要を認めたときは、契約の相手方と協議が整ってから5日以内に工事請負変更契約書(様式第6号)により契約を変更するものとする。

(前金払及び中間前金払)

第39条 契約担当者は、請負代金額500万円以上の工事であって、公共工事の前払金保証事業に関する法律(昭和27年法律第184号)第5条の規定に基づき登録を受けた保証事業会社の保証に係る工事については、工事の種類及び規模等を勘案して前金払をすることができる。

2 前項の規定により前金払をすることができる額は、請負代金額の100分の40以内の額とする。

3 契約担当者は、請負代金額500万円以上で、かつ、工期が100日以上の工事であって、次に掲げる要件に該当する保証事業会社の保証に係るものについては、前項の規定する範囲内で既にした前金払に追加して、請負代金額の100分の20以内の額の前金払(以下「中間前金払」という。)をすることができる。

(1) 工期の2分の1を経過していること。

(2) 工程表により工期の2分の1を経過するまでに実施すべきものとされている当該工事に係る作業が行われていること。

(3) 既に行われた当該工事に係る作業に要する経費が請負代金額の2分の1以上の額に相当するものであること。

4 契約担当者は、請負代金額を減額した場合において必要があると認めたときは、前払金額(前項の規定により中間前金払をしているときは、その額を含む。以下同じ。)の全部又は一部を返納させることができる。

5 契約担当者は、請負代金額を増額した場合において必要があると認めたときは、その増額後の請負代金額の100分の40(第3項の規定により中間前金払をしているときは、100分の60)から支払済みの前払金額を差し引いた額に相当する額以内の前金払をすることができる。

(部分払)

第40条 契約担当者は、工事の完成前に、工事の出来形部分並びに工事現場に搬入した工事材料及び製造工場等にある工場製品(工事監督員の検査を要するものにあっては、当該検査に合格したものに限る。)に対する請負代金相当額の100分の90以内の額の部分払をすることができる。ただし、前条第3項に規定する中間前金払を行った場合を除く。

2 前項の規定による部分払は、請負代金額300万円以上の工事について、次の区分により行うものとする。

(1) 請負代金額 500万円以下 1回

(2) 請負代金額 2,000万円以下 2回以内

(3) 請負代金額 5,000万円以下 3回以内

(4) 請負代金額が5,000万円を超える場合は、5,000万円増すごとに1回を3回に加えた回数以内

3 前条の規定により前金払をした場合における部分払をすることができる額は、第1項の規定にかかわらず、次の算式により算出した額以内の額とする。

(算式) 第1項の請負代金相当額×((9/10)(前払代金/請負代金額))

(施行期日)

1 この規則は、平成18年3月21日から施行する。

(経過措置)

2 この規則の施行の日の前日までに、合併前の池田町建設工事執行規則(昭和51年池田町規則第8号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この規則の相当規定によりなされたものとみなす。

(平成19年規則第3号)

この規則は、平成19年4月1日から施行する。

(平成20年規則第5号)

(施行期日)

1 この規則は、平成20年3月1日から施行する。

(経過措置)

2 改正後の小豆島町建設工事執行規則第7条の規定は、競争入札に参加しようとする者が施行日以後の事実により同条各号のいずれかに該当すると認められるときについて適用し、施行日前の事実により改正前の小豆島町建設工事執行規則第7条各号のいずれかに該当すると認められる者については、なお従前の例による。

(平成21年規則第8号)

この規則は、平成21年5月1日から施行する。

(平成23年規則第19号)

1 この規則は、平成23年8月1日から施行する。

2 改正後の第7号様式及び第8号様式の規定は、この規則の施行の日以後に締結する契約について適用し、同日前に締結した契約については、なお従前の例による。

(平成26年規則第3号)

この規則は、平成26年4月1日から施行する。

(平成27年規則第6号)

この規則は、平成27年4月1日から施行する。

(平成29年規則第12号)

この規則は、公布の日から施行する。

(平成30年規則第11号)

この規則は、公布の日から施行する。

(平成31年規則第12号)

この規則は、平成31年4月1日から施行する。

(令和3年規則第19号)

この規則は、令和3年6月1日から施行する。

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小豆島町建設工事執行規則

平成18年3月21日 規則第35号

(令和3年6月1日施行)

体系情報
第6編 務/第4章 契約・財産
沿革情報
平成18年3月21日 規則第35号
平成19年3月30日 規則第3号
平成20年2月29日 規則第5号
平成21年5月1日 規則第8号
平成23年8月1日 規則第19号
平成26年3月24日 規則第3号
平成27年3月19日 規則第6号
平成29年4月1日 規則第12号
平成30年5月1日 規則第11号
平成31年4月1日 規則第12号
令和3年6月1日 規則第19号