春日神社(中山農村歌舞伎舞台)

春日神社(中山農村歌舞伎舞台)

春日神社の境内にある中山農村歌舞伎舞台は、天保年間以前に琴平の旧金丸座を参考にして建築されたと伝えられています。建築様式は、茅葺き寄棟造りで舞台の間口6.5間、奥行4.5間、回り舞台、スッポンの機構があります。昔は、石臼を利用して牛に引かせて舞台を回していました。花道は、上演の際臨時に架設されます。見物席は、南北23.94メートル、東西23.33メートルのゆるやかな斜面を利用して石積でしきられています。また、特別の屋根付きの桟敷もあります。

衣装蔵には代々受け継がれてきた根本(歌舞伎の台本)約760冊、衣装500点、かつら約90点などが保管されていて、最も古いものでは、寛政元年(1789)の太鼓などが残っています。

中山農村歌舞伎は江戸時代後期から明治、大正の隆盛期を経て、今日に至るまで春日神社の奉納芝居として上演が続けられています。毎年10月上旬に、午後5時ごろから、農村歌舞伎保存会によって、4幕が上演されます。観客は「ワリゴウ弁当」を開き、酒を酌み交わし舞台の演技と一体になって夜がふけるまで見物します。

なお、歌舞伎は昭和50年7月31日、県の無形民俗文化財に、舞台は昭和62年3月3日、国の重要有形民俗文化財として指定されています

中山農村歌舞伎の写真

住所

香川県小豆郡小豆島町中山

地図

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更新日:2020年03月30日