土居 悠大さん(Uターン)
プロフィール
職業:農家
前住所:岡山県
移住年:令和元年
家族構成:両親・兄・姉
高校を卒業してすぐに岡山県の企業に就職し、その後小豆島町にUターン。
Uターン後は新規就農者として農業を始められています。
そんな土居さんに、現在の暮らしなどについてお伺いしました。
Uターン前はどのような暮らしをしていましたか?
運送系の会社に勤めていて、主にクレーンやフォークリフトを使って、トラックや船に荷物を積むような業務をしていました。
高校を卒業してから4年ほど勤めていました。2年間を寮で暮らして、もう2年は猫を飼いながら1人暮らし。それから小豆島町にUターンしました。
現在はどのような暮らしをされていますか。
今は一軒家を購入して1人暮らしをしています。
家の目の前が自分の畑なので、畑を毎日見ながら過ごせる生活をしています。
野菜って人間っぽいところがあって、1~2日で元気だったものが急に病気になったり。
世話をしっかりしないといけないので、休みが少ないのが現状ですが、ちゃんと計画していれば休みを作れなくもない仕事だなって思います。
あと、農繫期以外は辺りが暗くなったら自分の時間にしていますね。
仕事ばかり考えちゃうと疲れてしまうので、オフと仕事を切り替えています。
今は農業をされていますが、以前のお仕事は農業関係ではなかったんですね。
岡山で仕事をしていた時は、まだ農業に興味がありませんでした。
自分の夢とか将来やってみたいことなども決まっていませんでしたし。自分でお金を稼いで自立出来ればと思って就職していたという感じです。
Uターンする前に、イタリアに10日ほどオリーブ栽培について現地視察に行く機会があったんです。
それに参加して農業の奥深さや魅力に惹かれて、自分でやってみたいって思いましたね。
取材時はじゃがいもの植え付けの時期でした
なぜUターンしようと思ったのですか。
元々小豆島町に帰ってくる予定で就職していましたし、前の仕事は交代勤務で夜勤の日もあったんです。夜勤の影響で、体調を月に1度以上の間隔で崩していたんですよ。
そういう体調的なところと、両親の会社の規模が大きくなってきて忙しくなると話を聞いていたので、小豆島町に戻って手伝いたい気持ちがあったからですね。
あと、おじいちゃんおばあちゃんが大好きなので帰りたくなりました。(笑)
Uターンして良かったことはありますか。
将来的に何がしたいというのが無かったので、自分の夢が固まったことが一番良かったです。
やりたいことが決まって仕事に熱中しています。
生活環境も良くなりました、何より規則正しい生活が出来ていますし。
夜でも都会だと車や電車の音がするじゃないですか。それがここでは全くしない。
あと祖父母や家族に何かあった時に、すぐ対応できる距離になったのが嬉しいですね。
小豆島町で育ったUターンの方だからこそ思う「小豆島町の魅力」って何ですか。
海が近くにあったり、自然に恵まれている点です。僕は農業をしているので、他の人よりそう感じているのかも。
農作業をしている時に近所の子どもたちが、「何をしよん?」と興味を持ってくれることがあるんです。
そういう子どもたちには遊び感覚でもいいんで、農作業を手伝ってもらっています。
一緒に作って出来た野菜を手伝ってくれたお礼として渡したり。
子どもたちに、「頑張って良かった」「この野菜ってこんなに美味しいんだ」って感じてもらいたくて。
そうやって子どもたちが自然にすぐ触れ合える環境が良いですね。
移住を検討している人へ伝えたいことはありますか。
若い人が減少していますし、小豆島町に来てくれた方と町を盛り上げたいなって思っています。
あと「自然に触れたい」「農業体験をしたい・させたい」というのがあれば、僕もお力添えしたいので声をかけていただければ。
一緒に島での生活を楽しんでいきたいですね。
「同年代の中で一番楽しみながら暮らしている自信があります!」
更新日:2024年03月28日