小豆島で栽培されるオリーブの主要品種

更新日:2025年10月14日

オリーブの品種は、世界で1,600以上あるといわれています。

香川県では約60品種・系統が導入され、主に以下の4品種が栽培されています。

  • マンザニロ(Manzanillo)
  • ミッション(Misson)
  • ルッカ(Lucca)
  • ネバディロ・ブランコ(Nevadillo Branco)
     

マンザニロ(Manzanillo)

果実加工(新漬け)用品種で、結実量が多く果実が大きいなど優れた特性がありますが、果実が炭疽病に弱く、果皮果肉が柔らかいため、風害の被害を受けやすい、自家不和合性(同じ品種の花粉で受精・結実しづらい性質)が強いなどの欠点もあります。

ミッション(Misson)

日本には、明治40年に農商務省指定試験開始時にアメリカからネバディロ・ブランコとともに導入されました。果実加工(新漬け)・オイル兼用で栽培され、小豆島における最主要品種となっています。果実加工品・オイルともに品質は優れていますが、炭疽病に弱い欠点があります。

ルッカ(Lucca)

オイル用品種で、果実の大きさは小さいですが、炭疽病に強く、含油量が多い特性があります。また、自家不和合性(同じ品種の花粉で受精・結実しづらい性質)は弱く、1本でもある程度着果します。

ネバディロ・ブランコ(Nevadillo Branco)

日本には、明治40年に農商務省指定試験開始時にアメリカからミッションとともに導入されました。自家不和合性(同じ品種の花粉で受精・結実しづらい性質)が強く不完全花が多発しますが、花粉が非常に多いため、受粉樹としての価値が高い品種です。また、観賞用樹としてもよく用いられます。

各品種の特性

オリーブ品種の特性
品種名 用途 樹形 耐病性 果実形

大きさ
(グラム)

マンザニロ 新漬け 開帳型 弱い 3.0~3.5
ミッション 新漬け・オイル 直立型 やや弱い ハート 2.5~3.0
ルッカ オイル 開帳型 強い 長卵 1.5~2.0
ネバディロ・ブランコ

オイル
(受粉樹)

開帳型 やや弱い 長卵 2.0~2.5

 

この記事に関するお問い合わせ先

オリーブ課
〒761-4492
香川県小豆郡小豆島町片城甲44番地95
電話番号:0879-82-7018
ファックス番号:0879-82-3600

メールフォームからお問い合わせをする