亀山八幡宮奉納絵額【町指定有形文化財(絵画)】

更新日:2021年08月18日

亀山八幡宮奉納絵額

亀山八幡宮(池田)の秋の大祭(太鼓台奉納)は、旧池田町の各地区から太鼓台が集結して競うように舁きあう様子は大変勇壮で、また「オシコミ」、「オオネリ」等、見どころを欠くことはありません。
この神社に、江戸時代の大祭の様子を伝える絵額があります。文化9年(1812)8月に奉納されたもので、池田の北地出身の絵師三木算柳(みきさんりゅう)によって描かれました。
この絵をよく見てみると、現在も行われている「オオネリ」のほか、相撲やハリバタ(小舟の競争)、流鏑馬(やぶさめ)、屋台舞台での興行(歌舞伎?)等が描かれており、大変なにぎわいみせるほか、現在のカラーリングと異なる色とりどりの太鼓台等、現在とは異なる大祭の姿が見えます。また、重要有形民俗文化財に指定される「池田の桟敷」を確認することができます。
この絵は、江戸時代を生きた池田郷の人々が、八幡宮に集まり、祭を楽しんでいる様子を伝えてくれます。かつての瀬戸内海航路の中心として賑わいを見せた小豆島を偲ぶ、貴重な文化財です。

奉納絵額(太鼓台)

現在とは異なるカラーリングの太鼓台

奉納絵額(桟敷)

桟敷の前での奉納相撲

ハリバタ

亀山八幡宮奉納絵額に描かるハリバタ(競漕)の様子

基本情報
所在地 亀山八幡宮(小豆島町池田)
時代 江戸時代
指定 昭和58年4月27日
見学 亀山八幡宮(0879-75-0205)までお問い合わせください。
参考 秋祭りについて

 

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