四獣鏡【町指定有形文化財(考古資料)】

更新日:2021年08月18日

四獣鏡

この鏡は、苗羽の亀尾山(古墳)で、天保14年(1843)住吉神社を建立する際に発掘されたと伝わり、古墳時代前期のものとされています。
一般に知られている「三角縁神獣鏡」は、三国志の時代の中国製の鏡で、中国王朝からの贈物とされていますが、これはそれを模倣し日本で作られたほう製鏡(ほうは人偏に方)です。
なお、土庄町の双子浦周辺にある富丘古墳においても、太平洋戦争中に同種の鏡が発見されています。まったく同じものではありませんが、大きさや文様が非常に酷似していることから、亀尾山古墳と富丘古墳の両者の間になんらかの関係性があったと推量されます。
どこのどのような人が埋葬されているのかは未だに不明ですが、古い時代から小豆島に多様な歴史が紡がれていることを思い起こさせる貴重な文化財です。

基本情報
所在地 小豆島町立図書館において展示中(小豆島町安田)
時代 古墳時代
指定 昭和53年3月25日
見学 小豆島町立図書館の開館時間であれば見学可能です。

 

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