老杉洞のニホンザル群 【県指定天然記念物】
老杉洞は名勝寒霞渓の表12景の一つで奇岩と紅葉が美しく、ロープウェイの紅雲亭駅より徒歩で約10分の所にあります。
小豆島のニホンザル群は5つの群があって、老杉洞のニホンザル群はその中のK群と呼ばれていますが、銚子渓サル群(S群)の餌付が3か月余で成功したのに比し、本群は昭和31年1月から翌年4月まで1年4か月の長日月を要しました。
当時の群構成頭数は約140頭で、ボスは8頭、年産子数は20頭くらいでしたが、昭和45年の調査では180頭でボス3頭であり、銚子渓群の300頭以上の増加に比し本群はわずか40頭しか増えていません。両群の棲息地の相違はあっても特異な現象です。
研究者によりますと小豆島のサルは他の地方で研究されているサルと比較して気性が温和で美猿ぞろいであり、また社会行動の観察から"小豆島ザル"とでも言えるような性格を持っているといわれます。
所在地 | 小豆島町神懸通(寒霞渓の表12景遊歩道の第4景老杉洞) |
指定 | 昭和32年4月20日 |
見学 | 随時見学可能ですが、当地に常にニホンザルがいるわけではありません。 |
アクセス | ロープウェイ紅雲亭から徒歩10分程度 |
寒霞渓周辺では、老杉洞以外にもニホンザルと出くわすことがあります。観察にあたっては、以下のことに注意をお願いします。
- ニホンザル(特に子ザル)にむやみに近づかないこと。
- ニホンザルには触らないこと。
- ニホンザルの目をのぞきこまないこと。
- ニホンザルに食べ物を見せないこと。与えないこと。
- 手荷物には注意すること。
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習課
〒761-4492
香川県小豆郡小豆島町片城甲44番地95
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更新日:2020年03月13日