日本遺産ストーリーの概要

更新日:2021年08月16日

瀬戸内備讃諸島の花崗岩と石切り技術は長きにわたり日本の建築文化を支えてきた。日本の近代化を象徴する日本銀行本店本館などの西洋建築,また古くは近世城郭の代表である大坂城の石垣など,日本のランドマークとなる建造物が,ここから切り出された石で築かれている。島々には,400年に渡って巨石を切り,加工し,海を通じて運び,石と共に生きてきた人たちの希有な産業文化が息づいている。世紀を越えて石を切り出した丁場は独特の壮観な景観を形成し,船を操り巨石を運んだ民は,富と迷路の様な集落を遺した。今なお,石にまつわる信仰や生活文化,芸能が継承されている。
 

高さ約17メートルの巨石の傍らに3人の女性がたたずんでいる

大坂城石垣石丁場跡【小豆島町】

切り出した岩盤の間に展望台があり、観光客がそこから石丁場の様子をみている

石切りの渓谷展望台【笠岡市北木島】

伝統的なつくりの建物が並ぶ集落の路地で女性が自転車にのっている

笠島集落【丸亀市本島】

青空を背景に山頂にある巨石と祠

重岩【土庄町】

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