令和3年度からの固定資産税前納報奨金の廃止

前納報奨金は、昭和25年の戦後の混乱した社会情勢と不安定な経済状況の下で、市町村財政の基盤強化のため、税収の早期確保と自主納税意欲の向上を目的に創設されましたが、長年にわたる納税者皆様のご協力により、当初の目的は達成されたこと、また、固定資産税以外の税金には適用されないことにより不公平感が生じるなどの理由から、制度の存続について議論されてきました。

令和元年5月に前納報奨金廃止に係る意見募集を行いましたところ、様々なご意見が寄せられました。（ご意見と回答の詳細につきましては、下記の「固定資産税前納報奨金制度廃止への意見及び意見に対する回答について」をご覧ください。）ご意見の中には制度の廃止に反対のご意見もありましたが、利用しづらい制度であり、廃止に賛成とのご意見もあることから総合的に判断した結果、当初の目的が達成されていることや公平性の観点から、廃止すべきであるとの結論に至り、令和3年度から固定資産税前納報奨金を廃止いたします。（令和2年度分については従来どおり交付いたします。）

これまで早期納税にご協力いただいた皆様には、心からお礼を申し上げますとともに、制度廃止へのご理解と引き続きの納期限内納付にご協力をお願いいたします。

なお、前納報奨金は令和3年度から廃止になりますが、納付書又は口座振替による全期前納(一括前納)については、今までどおり行うことができます。
また、口座振替で納付いただいている方で、前納報奨金の廃止に伴い納付方法をこれまでの全期前納（一括前納）から納期毎に変更される場合は、別途手続きが必要となりますので、下記の固定資産税口座振替変更依頼書に必要事項を記入の上、小豆島町役場税務課まで提出してください。