インターネットによる人権侵害
悪質な人権侵害の危険性
スマートフォンなどの普及によりインターネットは、日常生活のあらゆる場面で大きな存在となる一方で、インターネットを悪用した人権侵害も数多く発生しています。
インターネットは自由に情報を発信・収集できる一方で、使い方を間違えると人の心を傷つける「凶器」にもなり、使い方次第で、「加害者」にも、「被害者」にもなる恐れがあります。
また、一度インターネット上に流出した写真などの個人情報は、完全に削除できないことから、いつまでも残り続け、将来においても被害を受け続けることになりかねません。特に、個人情報を掲載しやすいSNS及びそれらに連動したアプリケーションには注意が必要です。例えば、
- 無料通信アプリやSNSを使用したいじめ
- 個人情報の無断掲載
- 事実と異なる情報を安易に信じて拡散する
- 他人が作った著作物(映像・写真・音楽など)を無断でインターネット上に掲載したり、違法と知りながらダウンロードする
このように、インターネットは使い方次第で、思わぬ方向に被害が広がったり、悪質な犯罪に巻き込まれる危険性が潜んでいます。
日ごろから、インターネット上での情報発信・収集には責任を持ち、怪しいサイトにはアクセスしない。また、顔が見えないからこそ、相手の人権を尊重することを忘れず、次のことを意識して利用しましょう。
- 相手の立場に立って表現に気をつける
- 悪口や差別的な内容は書き込まない
- 安易に個人情報を書き込まない
- 曖昧な情報やウソを書き込まない
- 責任は自分にあることを認識する

更新日:2025年03月26日