小豆島地域公共交通網形成計画を策定しました

更新日:2020年03月13日

「小豆島地域公共交通網形成計画」(平成28年3月)を策定しました

 小豆島町と土庄町は共同で、持続可能な公共交通網の形成に向けたマスタープランとなる「小豆島地域公共交通網形成計画」を策定しました。
 この「小豆島地域公共交通網形成計画」は、平成26年11月に改正された「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づくものであります。
 本計画の策定にたっては、小豆島町や土庄町の利用者代表や交通事業者、国・県の行政関係者等19名から構成する「小豆島地域公共交通協議会」を設置し、協議を行いました。
 今後は、本計画に基づき小豆島地域の拠点間を強く結びつけ、拠点までのアクセス性の高い地域公共交通網を形成するとともに、人々のニーズに応じた運行を行い、「交通弱者にもストレスなく移動できる小豆島」、「過度な自動車利用に頼らない小豆島」、「観光客が再び訪れたいと思う小豆島」となるための地域公共交通網の再編・見直しを実施します。

「小豆島地域公共交通網形成計画」が日本計画行政学会で優秀賞を受賞

 一般社団法人日本計画行政学会では、環境問題、長寿化、情報化など新たな社会のニーズに応える革新的で先導的な計画を発掘し、これを表彰することを目的として1995年度に計画賞が創設されました。
 去る平成30年2月23日、中央大学駿河台記念館で開催された第17回計画賞において、平成28年3月に小豆島地域公共交通協議会が策定しました「小豆島地域公共交通網形成計画」が審査の結果、優秀賞を受賞しました。

第10回EST交通環境大賞(国土交通大臣賞)を受賞しました

わが国における「環境的に持続可能な交通(EST)」の普及を図るため、地域の交通環境対策に関する取り組みを発掘し、優れた事例の功績や努力を表彰するとともに、それらを広く紹介し、更なる普及を図るため平成21年度に創設されたEST交通環境大賞において、小豆島地域公共交通協議会による「環境にやさしい小豆島の持続可能な公共交通再生への挑戦」は、平成31年4月に大賞(国土交通大臣賞)を受賞しました。

小豆島地域公共交通網形成計画に基づいて、病院・高校等の公共交通の再編に合わせて、住民目線で路線バスの運賃改定・路線再編等を実施し、行政(2町)・民間事業者・島民が一体となって公共交通の再生を実現しました。生活基盤としての地域公共交通を「社会資本」と位置づけ、路線バス運賃の上限値の大胆な見直し等を行うことで、通学や病院のために利用する地域住民だけでなく、観光客の利用も大幅に増加しました。

また、主なバス停・港には、駐輪場とともにシェアサイクルやEV用急速充電器等も整備し、他のモビリティとの接続も考えた拠点づくりにも力を入れています。

小豆島での取り組みは、公共施設の再編に合わせ、官民一体となって地域住民・観光客の交通手段を維持存続させるという意味で、他の離島だけでなく全国の地方都市でも応用できる可能性があります。このようなことが評価され、大賞を受賞しました。

 

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