アンコンシャスバイアスに気づきましょう
無意識の思い込み
日常生活の中で、見たり聞いたり、誰かと話したり、何かを感じたりした時に、無意識に「きっと〇〇だ」と決めつけてしまうことがありませんか?
これは、これまでの経験や知識から自然に生まれる「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)」と呼ばれるものです。アンコンシャスバイアスは誰にでもあるもので、見たり聞いたりしたことを「自分なりに解釈する」脳の機能から引き起こされます。
例えば次のような経験はありませんか?
- 血液型で性格を想像してしまう
- 「単身赴任中」と聞くと父親を思い浮かべる
- 営業職と聞くと男性をイメージする
- 「男らしく」「女らしく」と思う
- 挑戦する前に「自分には無理だ」と思う
こうした無意識の決めつけは、知らないうちに相手を傷つけたり、相手や自分自身の可能性を狭めたりすることにつながります。アンコンシャスバイアスを完全になくすことはできませんが、大切なのは、自身の日ごろの行動に潜む無意識の思い込みに「気づく」ことです。
「どうせ無理だ」「みんな〇〇だ」「こうあるべきだ」といった考えが浮かんだら、「これはアンコンシャスバイアスかもしれない」と一度立ち止まり、自分自身の心を客観的に見つめなおしてみましょう。
アンコンシャスバイアスに気づくことが、多様性を認め合う社会を実現するための第一歩となります。
更新日:2025年09月17日