小豆島町地域おこし協力隊員の紹介

更新日:2024年04月01日

地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化等が進む地方において、地域外からの人材を積極的に受け入れ、独自のスキルを生かして地域の元気を生み出す活動を行うとともに、将来的な隊員の移住・定住につなげることを目的とした制度です。

小豆島町では、平成24年度から隊員を受け入れ、これまで14名の方が活動を終え、卒業しました。このページでは、現在活動中の隊員たちをご紹介します。

隊員の活動は、SNSでも発信していますので、ご覧ください。

隊員紹介

高谷友佳子(たかたにゆかこ)~瀬戸内国際芸術祭地域コーディネーター~

瀬戸内国際芸術祭の作品、愛のボラードの横に立つ高谷隊員

活動内容

小豆島町では、瀬戸内の島々で3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭に2010年から参加しており、現代アートを通した地域振興が定着してきています。瀬戸内国際芸術祭の開催にあたり、地域との連絡調整、作品の制作に関する補助、運営補助等を行います。

 

抱負

これまで、官民、大小さまざまな組織で、国籍、宗教、社会的地位など様々なバックグラウンドを持つ人々と円滑なコミュニケーションが求められる環境で働いてきた経験を活かして、これまでの芸術祭の把握に努めつつ、知名度をより上げるためSNS等を効果的に利用し、全国もしくは世界にアピールしていきたいと考えています。また、地元の方々のご意見やお知恵を参考にしながら、旅行者目線の企画やリーフレットづくりにも携わり、小豆島の観光の活性化につなげることに力を注ぎたいと考えています。

 

活動開始時期

令和3年2月

 

加藤彩菜(かとうあやな) ~スポーツ振興推進員~

小豆島町の町章のパネルの前に立つ加藤隊員

活動内容

令和2年度から始まった、子どもの様々な体験を通して夢を育む「こどもの夢応援プロジェクト」の企画をはじめ、町内の各種スポーツ団体と連携し、スポーツ教室やイベントの企画を行います。少子高齢化の進む島であっても、スポーツを通じてトップアスリートを目指す子ども達の夢を育むとともに、子どもや町民の運動能力の向上、心身の健康を目指します。

 

抱負

子どもから高齢者まで、一人でも多くの人にスポーツの魅力を伝え、その虜になってもらえるような活動がしたいです。トップアスリートとの交流、地域の中高生や大学生とのスポーツを通じての交流、子ども向けスポーツイベントを積極的に企画し、高齢者や大人には、心身ともに健康になれるような場を作っていきたいです。

 

活動開始時期

令和3年4月

 

白沢佳倫(しらさわかりん)~まちの映像クリエイター~

オリーブの丘に立つ白沢隊員

活動内容

新型コロナウイルス感染症の影響により、あらゆるコミュニケーションのオンライン化が進み、更に加速すると予想される中、今後、町民の方への町政情報の発信をはじめ、島の宝物であるオリーブ等、島の魅力を島の外へ伝えるにあたり、映像は欠かせないコンテンツとなることから、「小豆島町公式YouTube」の映像制作を起点とし、講演会・イベントのオンライン配信など映像を使った活動により、映像コンテンツによるまちづくりを行います。映像を通し、住む人が町の良さを再認識し、誇りに思うきっかけづくりを行うとともに、国内外に町の魅力を発信し、デジタル化の波に乗り遅れることのない情報発信を進めていきます。

 

抱負

町民の方への町政情報や、暮らしを豊かにするために活用できる情報源を映像コンテンツで分かりやすく発信していきたいと考えています。

魅力溢れる小豆島町の自然と歴史、観光スポット、物産、芸術、暮らしの現場を訪れ、町の見どころを体感できる映像や絶景スポットオンラインツアーを国内外へ提供していきたいです。

また、映像制作やSNS運営に興味がある方の地域コミュニティを作り、小豆島町での生活で新たな発見や小さな気付きを記録して、発信していきたいと考えています。

町の課題を解決し、更なる地域の活性化を目指した取り組みを行います。

 

活動開始時期

令和3年8月

 

長棟快(ながむねかい)~中山棚田保全推進員~

地域おこし協力隊長棟さんが笑っている画像

活動内容

「日本の棚田百選」にも選ばれている中山千枚田。農村歌舞伎など地域文化の基軸となっているこの美しい棚田は、担い手不足により、荒廃田が増加し、景観保全や伝統文化継承の危機に直面していました。将来を危惧した地域住民は、行政と連携し、「中山棚田協議会」を発足させ、棚田を中心とした持続可能な地域社会を目指し保全活動を行ってきました。協議会や地域住民の努力の結果、現在でも一定の景観と棚田の機能が保たれています。そのような取組み等が国際的に評価され、小豆島町は2021年および2022年版「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出されました。しかし、今後、地域の担い手不足はより一層拍車がかかることが予想されるため、継続的な地域資源の保全・活用を図り、持続可能な棚田保全を確立していきます。

抱負

まず自分が作り手として棚田の保全活動に携わり、地元の方々との交流も大切にしながら棚田の課題や必要性について向き合い、持続可能で地域にとってプラスになる棚田運営の在り方を考えたいと思っています。

具体的には、棚田米のブランド価値の向上を目指していくことや、棚田周辺でのイベントを考えています。「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選ばれた観点から、今後の可能性としてこの棚田で環境創造型の農業ができたら、さらにこの棚田のブランド価値の向上につながるのではないかと考えています。お米のブランド価値が上がれば、それを地元の宿泊施設や飲食店で利用してもらい、棚田米の普及と小豆島観光の全体的な向上や小豆島のブランドアップにつながっていくと考えています。

以上のことから、この地域の古くからの重要な産業で、観光資源でもある棚田の魅力を島外へ積極的に伝えていくために、ひとりだけの力ではなく、実際に棚田を管理している方や地域の方々の生の声を聴き、地域が一丸となって前進していくモデルを作っていきたいと思います。

活動開始時期

令和4年4月

松田美夜日(まつだみやび)~小豆島の観光推進員~

地域おこし協力隊小豆島の観光推進員松田みやびさんの画像

活動内容

コロナ前は年間約100万人の観光客が訪れていた小豆島。しかし、コロナ禍により全体で4割減、宿泊客に至っては6割減という大変厳しい状況になっています。小豆島の観光産業を維持・発展させていくためには、新たな客層を開拓する必要があります。そのためには自然豊かで独特の島の文化・歴史をもつ小豆島の魅力を再発見し、磨き上げ、上質なコンテンツとして提供し、積極的にPRしていきます。

抱負

「世界の持続可能な観光地TOP100」に選出された小豆島がより魅力ある観光地として国内外に認知されるよう、島民の方々と観光客の方々、双方に学びのある体験滞在型の観光コンテンツを促進させていきたいです。

そのために、まずは、これまで小豆島観光協会の職員の皆様や地域の方々が実践されてきた活動を学ぶとともに、島内各地に足を運び、人脈を作り上げてまいります。そして、地域に溶け込むことで見えてきた魅力を積極的に発信し、島を訪れた観光客の方々が小豆島をきっかけにエコツーリズムや環境問題に興味を持ってもらえるようなコンテンツを作り上げていきたいです。

活動開始時期

令和5年4月

大須賀嵩幸(おおすかたかゆき)~空き家コーディネーター~

地域おこし協力隊空き家コーディネーターおおすかたかゆきさんの画像

活動内容

NPO法人トティエと協働して、小豆島町・土庄町への移住促進や、空き家の利活用及び空き家の発生の予防に向けた活動を行い、小豆島に人を呼び込むことをミッションとします。
地域と連携し、空き家の調査・情報収集や空き家を活用・予防する体制づくりを行うほか、町内不動産業者等の関係機関との連携や、町空き家バンクの活用推進に向けた取組を行います。

抱負

小豆島移住に向けて2軒の空き家を内見しましたが、「少し手を入れたらもっと住みたくなるのにな」という箇所が多くあり、空き家の住環境をアップデートすることで移住希望者が増えると思いました。また島民の方から聞くところでは、水回りなどの状態が悪くて住めない空き家が多く、一方で島内でも引っ越したい住民が多くいて、住める家が足りていないとのことでした。そこで、空き家を借り上げるなどしてあらかじめ整備して住める状態にしておくプロジェクトを行いたいと考えています。
特定空家やそれに類する状態のもので、解体せざるを得ない空き家もあると思います。また、改修工事によって廃材が発生することもあります。これらの解体材、廃材は、今では入手できないものだったり、持ち主の思い出と結びついた個別の風合いを持っています。こうした価値ある古材を集め、利活用するためにストックしておくプロジェクトを行いたいと考えています。小豆島町のSDGs活動の一環として提案していきます。

活動開始時期

令和5年4月

浦彩弥(うらさや)~移住コンシェルジュ~

移住コンシェルジュとして地域おこし協力隊に着任した浦さんの画像

活動内容

移住コンシェルジュは、移住に関するきめ細かな相談・サポートを行うための専門の窓口です。町への移住希望者に対する総合的な相談窓口のほか、東京や大阪等での移住相談会、移住関連イベントの企画・運営、地域と連携した移住・交流事業などの業務を行います。また、地域おこし協力隊員自身の移住者としての経験をWEBサイト・SNS等を活用した情報発信など、移住希望者に寄り添う活動を行います。

抱負

今までの仕事柄、スタッフやお客様など、性別や年代を問わず幅広い層の方々と関わることが多かったので、コミュニケーション能力を活かして、小豆島の方々の力をお借りして、小豆島の魅力を知り、理解し、発信していきたいと考えています。

SNSを通じてより多くの人に、まずは小豆島を知ってもらうこと、興味を持ってもらうこと、その次のステップとして、移住者が移住しやすい環境づくりをしていきたいです。

活動開始時期

令和5年5月

山本貴之(やまもとたかゆき)~空き家コーディネーター~

空き家コーディネーターとして地域おこし協力隊に着任した山本さんの画像

活動内容

NPO法人トティエに出向し、小豆島町・土庄町への移住促進や、空き家の利活用及び空き家の発生の予防に向けた活動を行い、小豆島に人を呼び込むことをミッションとします。
地域と連携し、空き家の調査・情報収集や空き家を活用・予防する体制づくりを行うほか、町内不動産業者等の関係機関との連携や、町空き家バンクの活用推進に向けた取組を行います。

抱負

約6年間中古住宅の販売を中心に不動産業務に携わり、相続や様々な理由で空き家となっていた不動産も多く取り扱ってきました。

不動産業務に携わる中で得られた知識や経験をもとに、空き家コーディネーターとして空き家の掘り起こし、利活用の提案、SNS等様々な媒体を用いた情報発信、空き家バンクのさらなる利便性の向上、マッチング率のアップを図っていきたいと考えています。

また、家族連れでの移住の体験なども発信することで、より多くの人に関心を持ってもらうきっかけにもなるのではと考えています。

活動開始時期

令和5年6月

細見晶子(ほそみあきこ)~小豆島の商工業・産業振興員~

地域おこし協力隊員で小豆島の商工業・産業振興員として着任した細見さんの写真

活動内容

コロナ禍で落ち込んだ小豆島の商工業・産業の復活と振興をミッションとし、小豆島町商工会と連携しながら、商店のにぎわい創出に向けた地域振興事業の企画・立案や、各産業の魅力を島内外に広くPRします。

抱負

豊かな食と自然に恵まれた瀬戸内に位置する小豆島の高品質なオリーブ、歴史ある醤油に、ごま油を使ったそうめん。2019年にThe New York Timesで行くべき観光地の7位に選ばれた瀬戸内、小豆島の魅力を国内外に広く知って頂きたいです。

また、EXPO2025だけでなく、瀬戸内国際芸術祭も開催される2025年に向けて、ジオフード構想で掲げられている様々な戦略の推進に携わりたいと思っております。

活動開始時期

令和5年10月

佐々木明(ささきあきら)~小豆郡の雇用促進コーディネーター~

地域おこし協力隊員で小豆島の商工業・産業振興員として着任した細見さんの写真

活動内容

小豆郡地域雇用創造協議会に出向し、小豆島町・土庄町において地域雇用活性化推進事業に取り組み、地域の特性を生かした「魅力ある雇用」や「それを担う人材」の維持・確保を図り、地域経済の発展をミッションとします。

事業所と小豆郡内で働きたい求職者とのマッチング支援・雇用創出を行うために、事業所訪問、情報提供・イベント実施、求職者のスキルアップ講習等の雇用に関するコーディネート業務を行います。

抱負

どうすれば小豆島へ足を運んで頂ける?

どうすれば相手に小豆島の魅力を伝えられる?

どうすれば『小豆島へ移住したい!』と思わせられる?

小豆郡の地域雇用促進に貢献するためには、まずは入り口として上記の「どうすれば小豆島へ足を運んで頂ける?」が課題だと思っています。

その課題に目を向けながら、たくさんの人と触れ合い、小豆郡の知識を身に付け、「魅力ある雇用」や「それを担う人材」を見つけ出し、人と仕事を繋ぎ合わせて、少しでも発展につなげられるような活動をしたいです。

活動開始時期

令和5年11月

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政課
〒761-4492
香川県小豆郡小豆島町片城甲44番地95
電話番号:0879-82-7000
ファックス番号:0879-82-7023

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