その17 高齢期の夏の低栄養予防

更新日:2025年06月19日

熱中症・夏バテからくる低栄養にご注意!

フレイルは「加齢に伴い心身の働きや社会的なつながりが弱くなった状態」で、そのまま放置すると要介護状態になる可能性があり、早めに対策をすれば「健康」に戻ることができます。特に夏は、暑さで活動量や食事量が減り、フレイルになるリスクが高まります。

今回は小豆島中央病院臨床栄養科に食事のポイントを紹介いただきました。

フレイルのサイクルだんだんと蒸し暑くなってくる今日この頃。体がだるく感じる方、食が細くなってきている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

食事量が低下すると、食事から摂る水分の量も減ってしまい、脱水状態になってしまう危険性があります。夏の食欲不振からの低栄養や夏バテを予防していきましょう。

 

飲み物について

  • 特に高齢になってくると、口・喉が渇きにくい、体温調節機能の低下(暑く感じにくくなる・汗をかきにくくなる等)が起こりやすくなります。最低でも食事以外で1.2リットル以上水分は摂取しましょう。(水分制限をしている方を除く)
  • また、コーヒー、日本茶(緑茶)にはカフェインが多く利尿作用が強いです。水分補給には、水・麦茶などカフェインが少ない飲料がおすすめです。

食事について~夏に特に摂っていただきたい栄養素~

夏にとりたい栄養素

夏は麺類が多くなりがちですが、麺類のみだと栄養バランスが偏り、十分なエネルギー(カロリー)がとれず低栄養にも陥りやすいです。麺やご飯のみの食事ではなく、他の栄養素も一緒にとっていきましょう。

これらの栄養素を用いた夏バテや低栄養予防におすすめのレシピをご紹介します。

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