壺井栄さんと壺井栄顕彰会の活動
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壺井栄さんと顕彰活動

壺井栄さん
壺井栄さんは、小豆島町坂手地区出身の小説家・児童文学作家です。
代表作である『二十四の瞳』は、昭和29年(1954)に木下恵介監督の手で映画化されて以降、何度も映像化され、映画の舞台となった小豆島は、全国的に脚光を浴びました。現在の小豆島の発展を語る上で欠かせない人物です。
壺井栄さんは、昭和の初めころから執筆をはじめ、昭和13年(1938)の出世作「大根の葉」発表以降、多数の詩や小説を生み出し、その数は300篇を越えます。小豆島を主題とした作品も多く、また坂手村の方言を駆使したものも見られ、当時の小豆島の様子を知る手がかりにもなります。
また、映像化された作品も多く、「明日の花嫁」(吉永小百合主演、昭和37年(1962)製作)では、小豆島各地で撮影が行われ、昔の風景が映像化されています。
壺井栄文学碑
小豆島町では、壺井栄顕彰会を設立して、壺井栄さんの事績を顕彰するとともに、地域の子どもたちの文芸の資質向上と発展を図るため、作文を募集し、優秀な作品を「壺井栄賞」に選出しています。
また、岬の分教場保存会は、二十四の瞳映画村内に壺井栄文学館を整備し、関係資料の展示や事績紹介を行うなど、地域を挙げて、壺井栄さんの顕彰活動を行っています。
関連情報
壺井栄賞について
壺井栄賞は讃岐が生んだ作家 壺井栄さんを顕彰するとともに、郷土の児童、生徒の文芸資質の向上と発展を図るために創設した事業です。
毎年、香川県下の小・中・高校生・高等専門学校(1~3年生)から作品を募集し、最優秀作品に壺井栄賞を贈呈しています。
昭和48年(1973)から始まり、今年で第54回目の募集を行う予定です。
授賞式は、壺井栄さんの命日である6月23日に行っています。
今年は、昨年度に応募していただいた作品を対象に選考し、令和7年6月23日(月曜日)に第53回壺井栄賞授賞式を開催いたします。
回数 | 作品名 | 作者名 |
第50回 壺井栄賞 |
「パパのごはん」(PDFファイル:125.7KB) |
木下琥大郎さん (応募当時:小豆島町立星城小学校一年) |
第51回 壺井栄賞 |
「あったかべんとうをめしあがれ」(PDFファイル:141.3KB) |
森海伊理さん (応募当時:小豆島町立苗羽小学校一年) |
第52回 壺井栄賞 |
「ぼくとのぶ」(PDFファイル:273.6KB) |
平林裕陽さん (応募当時:土庄町立土庄小学校五年) |
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習課
〒761-4492
香川県小豆郡小豆島町片城甲44番地95
電話番号:0879-82-7015
ファックス番号:0879-82-1025
更新日:2025年06月03日