小豆島町こまめ掲示板-2024年3月27日

更新日:2024年03月27日

通報模擬訓練を実施しました

令和5年11月17日(金曜日)に蒲生地区周辺で実施した『地域で見守り模擬訓練』の反省会にて、「行方不明のひとりあるき高齢者を発見した後の対応についても知りたい」とのお声をいただきました。そこで、令和6年3月13日(水曜日)に入部自治会館で『通報模擬訓練(以下、模擬訓練という)』を実施しました。

この模擬訓練には、蒲生地区の関係者(自治会長・民生委員・老人会長・介護予防支援ボランティア等)をはじめ、小豆警察署・認知症高齢者等見守りSOSネットワーク関係機関(土庄町地域包括支援センター・小豆島町社会福祉協議会・認知症疾患医療センター)、協力事業所(社会福祉法人サンシャイン会)にご協力をいただきました。

【通報】について知ろう

通報模擬訓練での勉強会の様子の写真

通報模擬訓練での勉強会の様子の写真

まずは勉強会を実施し、認知症高齢者の行方不明の現状や警察への通報のしくみについて等を知っていただきました。

勉強会では、行方不明が発生した時点ですぐに警察へ通報することが、行方不明者を安全かつ早期に発見する大切なポイントであると認識していただきました。また、行方不明者のご家族が通報を迷っている・どこに相談すればよいか分からないといった際には、通報の声掛けや手助けをしていただきたいこともあわせてお伝えしました。

(注意)通報時の連絡先は、小豆警察署(82-0110)もしくは110番です。

【保護・通報・引き渡しの流れ】を学ぼう

寸劇で行方不明者の家族が警察へ通報する様子の写真

寸劇で行方不明者の家族が警察へ通報する様子の写真

勉強会の後は、寸劇で行方不明者を発見した後の保護・警察への通報、引き渡しについて学んでいただきました。地区放送の活用・パトカー出動等、よりリアリティのある訓練となりました。

寸劇で小豆島町総務課防災係が消防団分団長に消防団要請を依頼する様子の写真

寸劇で小豆島町総務課が消防団分団長に消防団要請を依頼する様子の写真

寸劇を通して、認知症高齢者等見守りSOSネットワーク活用の流れについても知っていただくことができました。

このネットワークを活用することで、町内放送・消防団の要請をスムーズに行うことができ、関係機関・協力事業所に可能な範囲で捜索の協力を得ることができます。

通報模擬訓練での寸劇の様子の写真

寸劇で地域住民が協力する様子の写真

行方不明者の発見には、地域住民の協力が大きな力となります。また、日ごろからの見守りや優しい声掛けが、行方不明発生を未然に防ぐことにもつながります。

寸劇で行方不明者を警察へ引き渡す様子の写真

寸劇で行方不明者を警察へ引き渡す様子の写真

認知症の方は目的をもって歩き始めますが、認知症の症状により目的を忘れ、帰る場所が分からず歩き続けてしまい、結果的に行方不明となってしまいます。

発見した際には、優しく声をかけ、可能な範囲で目的を聞きましょう。そして、今いる場所が安全であること等を伝え、警察に発見の連絡・引き渡しまでの見守りを行いましょう。

(注意)発見した行方不明者が声掛けしても、落ち着かない・歩き続けてしまう等の場合は、無理にその場に留まらせる必要はありません。発見者は安全な距離を保ちながら見守り、細かな情報を警察へお伝えください。情報を元にかけつけた警察が安全に保護します。

寸劇の後は、パトカーの見学・小豆警察署職員への質問等を行いました。

地域住民が警察署職員に質問をする様子の写真

地域住民が警察署職員に質問をする様子の写真

地域住民が警察署職員からパトカーについて説明を受ける様子の写真

地域住民が警察署職員からパトカーについて説明を受ける様子の写真

同じ目標に向かって

通報模擬訓練に協力してくれた方の集合写真

通報模擬訓練に協力してくれた方の集合写真

『誰もが安心して笑顔で過ごせる小豆島』を目指し、今後もみんなで支えあいながら、小豆島全体で認知症支援に取り組んでいきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

高齢者福祉課
〒761-4492
香川県小豆郡小豆島町片城甲44番地95
電話番号:0879-82-7006
ファックス番号:0879-82-1120

メールフォームからお問い合わせをする