「地域の宝物」を活用したまちづくり支援事業の申請を受け付けています

更新日:2025年03月24日

旧内海町域で行われるとんどの画像

旧内海町域で行われるとんど

本町には、各地域で大切に守り受け継がれてきた「地域の宝物」が多数あります。これらは、その地域を特色づけており、小豆島の魅力を醸成しています。

しかしながら、地域活力の低下により、これらを継承することが難しくなっています。

町では、これらを将来に継承するとともに、これを活かしたまちづくりを促進し地域の活性化を図ることを目的として、自治会などの地域団体や、町民によって組織される団体が行う自発的な活動に対して補助金を交付します。

申請を希望される方は、事業の概要をまとめていただき、早めに生涯学習課までご相談ください。

補助事業の概要

申請を希望される方は、事業が以下の要件に該当するかどうかをご確認ください。

申請できる団体の要件

以下のいずれかに該当する団体とします。

  1. 町内の自治会、老人会、子ども会、青年団等の地域の活動を担う団体
  2. 町内在住者5名以上で構成される団体で、対象となる「地域の宝物」を有する地域の代表者、所有者、保持者等が活動に参画している団体
     

対象の事業

補助の対象となる事業は、以下のすべての要件を満たすものとします。

  1. 事業の核に特定の「地域の宝物」が設定されており、「地域の宝物」の持つ歴史性を理解し、尊重した事業であること。
  2. 認定計画の方針に沿っていると認められること。
  3. 「地域の宝物」の保存・活用を通じて、町の活力や魅力の向上、地域の活性化につながると認められること。
  4. 補助金の終了後も継続して実施することが見込まれること。
  5. 町内、地域内の住民を広く対象とし、また地域と連携して行われる事業であること。
     

以下に該当する事業は対象外となります。

  1. 町の実施する他の補助金、負担金等の交付対象となっている団体の行う事業(過去に補助対象となっていた事業についても対象外とします)
  2. 島外での宿泊、町外で行われる事業
  3. 政治活動、宗教活動又は営利を目的とする事業
  4. 個人的又は対象が一部の狭い範囲内に限られると認められる事業
  5. その他町長が不適当と認める事業
     

「地域の宝物」とは

「地域の宝物」の概念図

「地域の宝物」の概念図

小豆島町において、「地域の宝物」とは、地域の人々が守り伝えていきたいと考えている物事の全てと規定しています。

町ではこれらを保存・活用することで、地域の活性化を図っていきたいと考えています。

参考:小豆島町文化財保存活用地域計画

本補助事業では、「地域の宝物」を以下のとおり分類し、それぞれ指定のされていない文化財を対象とします。

(指定文化財の場合には、別の事業での対応となりますので、別途生涯学習課までご相談ください)

申請にあたっては、事業の中核となる「地域の宝物」を1つ以上設定していただく必要があります。ご不明な場合は、生涯学習課までお問い合わせください。

 

「地域の宝物」の分類
有形文化財
  • 寺社、工場、土木工作物等の歴史のある建造物
  • 仏像、絵画、石碑、古文書、現代アート作品等の美術工芸品や歴史資料
無形文化財
  • 演劇、音楽、工芸技術等
有形民俗文化財
  • 有形:生産生業、交通、信仰に関する用具、農具、運搬具などのコレクション、しし垣、民俗芸能、祭礼に使用する道具、太鼓台、舞台等
  • 無形:地域に伝承される年中行事、民俗芸能、とんど、盆踊り、しし舞、民謡等
記念物
  • 遺跡:地域の歴史を示す遺跡、遺構、跡地等
  • 名勝地:公園、峡谷、湧水、海浜、島嶼、山岳、景勝地点等の景勝地や庭園
  • 記念物:動物、植物、地質鉱物
伝統的建造物群
  • 周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群(町並み)
文化的景観
  • 地域における人々の生活又は生業及び地域の風土により形成された景観地(農村風景、漁村風景等)

対象となる事業の一例

葺田八幡神社の秋祭りで獅子舞が行われている画像

獅子舞(葺田八幡神社の秋祭り)

地域固有の伝統芸能・文化を後世に引き継いでいくための後継者育成や技術の継承・伝習に関する事業

(例)

  • 伝統芸能に必要な舞踊、楽器の技能を伝承・伝習するための事業(外部からの指導者招へい等)
  • 伝統芸能・文化に使用する道具整備・修繕事業(ハード事業は一定の制限があります)
  • 伝統的な食文化の普及・啓発のための料理教室等の事業
中山千枚田で虫送りを行っている画像

虫送り(中山千枚田)

島の郷土料理である「かきまぜ」の画像

かきまぜ(島の郷土料理)

神浦・白浜地域の魅力を体感するための健康ウオーク大会の画像

神浦・白浜地域の魅力を体感するための健康ウオーク大会(瀬戸芸2022作品のダイダラウルトラボウ前で体操する参加者)

地域の魅力を伝えるイベントの開催

(例)

  • 地域の魅力を発信・体験するための見学会、ウオーク大会、スポーツ大会、ツアー等の開催
  • 地域の魅力を伝えるパンフレットやマップの作成、作成のための調査研究事業(ただし、それを活用し、継続して事業を行わないと対象となりません)
講演会を行っている画像

地域の魅力を発信する講演会

ガイドツアーの画像

地域の魅力を案内するガイドツアー

葺田八幡神社の秋祭りの画像

葺田八幡神社の秋祭り

道具整備・修繕、環境整備等の事業

(例)

  • 伝統芸能の伝承・伝習に必要な道具、太鼓台等の修繕
  • 「地域の宝物」を守るための防犯防災設備の設置
  • 景観を守るための環境整備

(注釈)

  • 道具整備・修繕等のハード事業については、補助対象経費の50%までしか対象となりません。
  • 可能な限り、ソフト事業と組み合わせて事業化を検討してください。

補助金の金額

金額の計算にあたっては、以下の点に注意してください。

補助上限額の考え方

  • 本事業は、3年目まで補助を受けることができます(毎年審査対象となります)。
  • 連続して補助を受ける場合には、補助率が設けられます。補助が終了した後も活動を継続して行っていただく必要があるため、自主財源の確保に努めてください。
補助金額のイメージ
  1年目 2年目 3年目 4年目以降
補助率 100% 75% 50% 対象外

上限額のイメージ

30万円 22.5万円 15万円 0円

 

ハード事業の考え方

  • 本事業については、地域や団体の活動事業を支援し、「地域の宝物」の保存・活用を通じて地域の活性化を図ることを目的としています。そのため、建物や備品の修繕については、補助対象経費の50%以内とすることとしています。
補助金のイメージ図

事業費50万円を毎年申請する場合

  • 補助対象経費は30万円なので、ハード事業に使える金額は15万円となります。
  • 2年目は対象額の75%、3年目は対象額の50%となり、徐々に補助金が減額となっていきますので、自主財源の確保に努めるようにお願いいたします。
     
ハード事業の補助金のイメージ図

事業費100万円でハード事業のみの場合

  • 補助対象経費は30万円なので、ハード事業に使える金額は15万円となります。ただし、ソフト事業を組み合わせて行った場合は、15万円に上乗せされます。
  • 事業の趣旨をご理解の上、可能な限りソフト事業と組み合わせて行うようにお願いします。

交付決定までの流れ

申請される事業が、補助金の対象となるかについては、以下の流れで決定します。

  1. 交付申請書等を提出してください。期日は厳守願います。
  2. 申請内容の審査をおこないます。選考委員会において申請者にプレゼンテーションを行っていただきます。
  3. 審査の結果、交付するかどうかを文書で通知します。対象となる場合は「交付決定」、対象とならない場合は「不交付決定」の文書をお送りします。

申請に必要な書類

以下の書類を揃えて、生涯学習課まで提出してください。

提出の締切は、令和7年5月16日(金曜日)午後5時までです。

結果は、6月末までにお知らせします。

交付決定の後に必要となる書類については、申請者に別途お知らせします。

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課
〒761-4492
香川県小豆郡小豆島町片城甲44番地95
電話番号:0879-82-7015
ファックス番号:0879-82-1025

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